SSRIの即効性について

SSRIに即効性はある?


SSRIは従来の三環系、四環系抗うつ薬と比較すると即効性があるとはいえません。また、薬の効力や即効性の面に関しては個人差があります。しかし、SSRIは即効性が期待できない反面、副作用が少ないというメリットがあります。三環系、四環系のお薬は副作用が多い上に効き目も強いので、薬を処方する医師からするとリスクが高いといえます。

SSRIと他の薬との比較


SSRIが日本で処方されることになった頃においてはSSRIの即効性が低いと判断できますが、安全性は従来の抗うつ薬よりも高いと考えられています。また、即効性に重点を置いた治療を必要とする場合、例えば、難治性うつ病や自傷他傷の危険性があると判断される場合には、従来の抗うつ剤なども使われています。どの薬に関してもメリット・デメリットがありますので、抗うつ薬として万能な薬はありません。自分の状況やリスクなどを考慮して医師と相談して薬を処方してもらうことが大切です。

より良い薬を求めて


SSRIが日本で認可された際に多くの患者がSSRIを希望していたようですが、開発され認可された薬には副作用の前例がないことを考慮しなければなりません。例えば、デプロメールといったお薬がありますが、服用した後に睡眠中に目が醒めても体が起き上がらない状態が続き、コロコロと薬を変えていく患者も少なくありません。一度薬を変えることは大変危険を伴いますので、良い薬、新薬が出たからといってすぐに手を出すことは大きなリスクを背負うことになります。

SSRIの効能を改めて考える


SSRIは抗うつ薬の一種ですので、うつ症状に効果があるお薬です。また、即効性を求めることを考えるとたいていのうつ症状は慢性的に持続した状態を維持していますから、急激に効果が現れて良くなるということは周囲の対応に関係なく、薬に依存してしまうリスクを伴うことになります。そして、仮に急にその薬を飲めないことになったとしたら、薬に依存していたことによる反動で強い副作用が起きると考えられます。